アンカー工事関連

アンカー引張試験とは

所定の強度が確保出来ているかを確認

あと施工アンカーの施工後には、施工されたアンカーが施工計画通りに施工され、要求通りの性能を満たしているか 確認のため管理者の立会いのもとで加力試験(非破壊試験・破壊試験)を実施します。
試験方法には非破壊試験と破壊試験があり、耐震補強工事の場合には非破壊試験方法を用います。 非破壊試験は通常、予め施工しておいたアンカーの硬化養生後、油圧式のテスターで加力を行いアンカーボルトを引っ張り 所定の強度が確保出来ているか確認します。これをアンカー引張試験といいます。

(財)日本建築防災協会では試験本数・方法・判定基準等が下の表の通り定められています。

  試験本数 試験方法 判定基準 不合格の場合の措置




全本数の0.5%少なくとも3本以上 設計用引張強度に等しい荷重、耐震補強工事の場合には予想破壊荷重(※)の2/3まで加力する。 抜け出し等の過大な変位がないこと。 検査本数のうちの1本でも不合格の場合は、全数の20%をテストし、さらにその中で不合格のものがあれば全数をテストする。
不合格となったものは管理者と協議の上切断等の処置を行い、抜け出した箇所の補修工事を行い、新たに施工し直すことを原則とする。



アンカー種別・加力方式ごとに少なくとも3本以上、できれば5本以上 破壊に至るまで加力し、荷重および変位を測定する。 所定の強度・剛性を有すること。 特に定められていない。
上記を参考とする。

※予想破壊荷重とは、同協会の提案式で計算した値をいう。

自主検査

立会い試験および検査に先立ち、施工計画通りに施工が行われていることを、アンカー施工業者が自主的に検査するもので接触や打音による簡便な検査のことをいいます。
弊社では、お客様にアンカー引張試験の報告書とともに自主検査チェックシートをお出ししております。

アンカー打音検査状況 アンカー引張試験状況

モルタルグラウト工事関連

J14ロート流下試験とは

無収縮モルタルグラウト工事では、土木学会コンクリート標準示方書で定める試験方法に則り 本工事に先立ち、モルタルの流動性を確認する目的でJ14ロートと呼ばれるコンシステンシー 測定器を用いて試験を行います。
試験は1日の施工を1ロットとし、施工日毎に行います。試験を行うにあたり、気温・水温・材温を記録し、 水量を決定します。モルタル1袋に対し所定の水量を計量しグラウトポンプまたはハンドミキサーにてモルタル と配合水の練り混ぜを行い、J14ロートの下端を指で塞ぎます。
練り上がったモルタルを上面まで注ぎ、J14ロートから指を離すと同時にストップウォッチにてモルタルが 流れ始めてから途切れるまでの時間を計測します。
この流下時間が8±2秒であれば合格と判断し、圧縮試験用の供試体を採取の後、本圧入工事に移行します。

J14ロート流下試験状況 圧縮試験用の供試体採取